がんと生きる

ステージ4の膀胱がんと共に生きる日々の記録です。

失禁のショックと対処法

がん治療と直接関係があるかどうかははっきりしないのですが、たまに寝ている時に失禁してしまうことがあります。一番最初は手術後に入院している時にそれを経験したのですが、その後自宅に戻ってからも、夜間に漏らしてしまうことが出てきたのです。

これは大変なショックでした。まだ小さい頃にオムツをしていた頃ならともかく、それ以降で夜寝ている間におねしょをしてしまうということは、少なくても自分の記憶にはないからです。

水分を多めに取るように言われているのでそのせいもあるのかもしれません。トイレに行く間隔は、特に昨年の夏頃は近いことがあり、 一度は昼間でもトイレが見つからずに漏らしてしまったことがあります。この時も本当に泣きそうな気分でした。ただ、外出していてもらしてしまったのはその1回だけで、あとは夜寝ている間です。どのような時にもらしてしまうのかは自分でもよくわかりませんが、疲れている時や寝る前に水分を多めに取った時にそういうことが起きるように思います。

おねしょをしてしまうと、その後の始末もとても面倒なので、最初はすごく抵抗がありましたが大人用の紙オムツを使うようになりました。昼間は普通の下着をつけていても、夜寝る時だけ紙オムツをつけて寝るようにしたのです。たいていの場合はおねしょしないで済むのですが、たまに漏らしてしまうことがあり、この時にはオムツを取り換えればよいだけなので、正直なところ、とても楽です。

最初は大きな抵抗があり、ショックがあったオムツですが、これも仕方がないと割り切ってしまえば気にならなくなりました。慣れるということは恐ろしいものです。 

最近は、寝ている間の失禁の回数もとても減ったので、普通の下着をつけて寝ることもあるのですが、そういう時に限って漏らしてしまうこともあったりして、まだしばらくは夜はオムツをつけて寝ることになるかな、と思っています。ただ、以前に比べれば夜にトイレに起きる回数も減って、それだけトイレを我慢できる時間も長くなっているので、数ヶ月とか半年という時間が経ったら、オムツが全く必要なくなったとなればいいなと願っています。

こうした事情があるので、昼間起きている時でも、トイレに行ける時には行くようにするなど、早め早めの対応を心掛けるようになりました。

 失ったものを悔やんでも仕方がない、と割り切って、早めにトイレに行き、また夜はオムツをつけて寝るという生活になっています。できるなら元に戻るといいなと思いますが、あまり気にしても仕方がないので、なるようになる、なるようにしかならない、と思っています。

大人用紙オムツにはいろいろなタイプがありますが、軽い失禁であれば、パンツタイプで、吸収量があまり大きいものでなくて十分だろうと思います。私が使っているのは、吸収量が300mLのもの。

 
また、尿取りパッドをオムツの内側に張り付けて使うと、少量の失禁や、失禁がない場合にパッドだけを取り替えて使うと衛生的で安心ですし、オムツの費用も少なくて済みます。尿取りパッドは、男女それぞれにあります。