がんと生きる

ステージ4の膀胱がんと共に生きる日々の記録です。

睡眠の質を上げるために:コーヒーをどう飲むか


がんの手術と治療を受けて、困ったことはいくつもありますが、そのうちの大きな一つに、睡眠の質の低下と、おそらくそれに関連して体力が低下したことがありました。

睡眠の質の低下は、トイレが近くて夜中に何度も目が覚めてしまうことに原因があるのではないかと思います。今は少し良くなって、1時間や2時間で目が覚めてしまうことはないのですが、一番ひどい時には1~2時間に1回は夜中でも目が覚めてトイレに行く、そんな状態でした。

そこで考えたのはコーヒーを制限するということです。私はコーヒーが大好きなのですが、コーヒーにはカフェインが含まれており、カフェインにはおしっこを出す利尿作用と、目が覚めてしまう覚醒作用の2つがよく言われます。この2つがあると、それでなくてもトイレが近いのに、さらにトイレが近くなってしまうのではないかと思って、コーヒーを制限することにしました。

がん持ちになる前は、夜でも構わずコーヒーを飲んでいたのですが、気にならなかったのは、睡眠時間が短かったからかもしれません。

昼間であればトイレに行く回数が多くてもそれほど大きな問題ではないので、コーヒーを普通に飲むのはお昼までにして、少なくても夕方以降はコーヒーを飲まないことに決めました。ただ、もともとコーヒーが大好きなので、やはり夕食後にコーヒーを一杯飲みたいという気持ちにはなってしまいます。そこで、カフェインレスのコーヒー、いわゆるデカフェのコーヒーを試してみることに。

探してみると、案外一般のスーパーなどには置いていなくて、普通のインスタントコーヒーとしても美味しいと思っていたマウントハーゲンにデカフェのコーヒーがあることを知ったのでそれを買ってみました。

味や香りに違いがあると言われれば、それもそうなのですが、デカフェのコーヒーでもコーヒーとしては大きく違うものではないので、これでも十分満足できると私は思っています。

最近はコーヒーを遅い時間に飲まないことにも慣れてきたので、コーヒー以外の飲み物も取るようになってきました。レモングラスやミントなどが手に入ればハーブティーしますし、この時期だとゆずが手に入ったら、ぶつ切りにしたゆずをお湯に入れるだけの暖かい白湯も、味も香りも良くてとても気に入っています。

ただ、コーヒーでなくても、特に夕食後にはあまり水分を取りすぎると、それもトイレが近くなる原因になるので、あまり大量に水分をとらないようには気を付けています。 

膀胱がんで頻尿にお悩みの方は、飲んでいるコーヒーをデカフェにすることを一度試してみてはいかがでしょうか。